刑務所の中 著:花輪和一
明るい獄中記。
あまりにも魅力的に描写されている為、直ぐにでも刑務所に入りたくなってしまう。
うう〜〜ん、今すぐには無理としても一度は入ってみたいなぁ。
そうなると何をして捕まるかを考えなければ……。
無銭飲食? それじゃ情けないし。
痴漢? 人生を捨てる気はないし。
やはり麻薬所持あたりが無難なのかなぁ。
どう思います?
ユージニア 著:恩田陸
物語は無限の可能性を秘めている。が、しかし、作者が足枷となり、無限から有限へと固定してしまう。
ただ、裏をかえせば、作者の力量次第で限りなく有限を無限に近づけることが出来るのではなかろうか。
私はこの作品がそういう物語であると思う。
先入観なく読みはじめて欲しい一冊である。
読書の感想(レビュー)の難しさ
難しく考えることはないのかもしれないけれど、妙に考えてしまいます。
●どこまで本の内容(いわゆるネタバレ)を記述してもよいのだろうか
・既に読んでしまった人ならいいけど、読む前の人だったら興ざめだし……本によっては全体で楽しめるものもあるけど、ネタが全ての小説もあるしなぁ。
●どういう方向がいいのだろうか
・要約のような感じ? 技術書の紹介ならそれでいいのだろうけど。
・単に面白かったつまらなかったという感想? う〜〜ん、それだと「感想」ではあるけど「レビュー」ではないし。
●他色々と……。
とりあえず、現段階の結論としては、
・その本のムードを借りて、その本に触れる人が増えたらいいな(未読の人を対象とした内容)。という感じにしています……。
夜のピクニック 恩田陸(著)
読了後、登場人物が羨ましくなり、私もどこかを歩きたくなった。
富士山なんかはどうだろう?
そう自分に問いかけてもみた。
水戸一高の歩く会が元となり、この物語は語られている。
テレビで高校生が歩く姿を見たことのある方もいると思う。その歩く会を題材にした物語が本作である。
この本に関しては、予備知識無く読んで欲しいと思っているので、感想は一言。
私の母校にも歩く会があったらよかったのになぁ。